ナースのお仕事

立ちくらみの徳永英明さんもやもや病との関係と脳梗塞のリスク

こんにちは。モモブ(@momobulifeです。

私が中学生の頃から大好きな「徳永英明さんが救急搬送!」というニュースを聞きビックリしました。ニュースを読む限りでは、元気そうとの事ですが、2016年に「もやもや病」と診断され手術を受けています。

脳神経外科で勤めているので、何人かもやもや病の方を見た事もあり、他人事の様には思えません。

そこで「もやもや病」を解明していきたいと思います!

もやもや病ってなに?

名前の由来

初めて聞いた方は、それ本当に病気の名前なの?
って思いますよね。

簡単に言えば、脳の中にある太い血管が詰まり遮断されると、血液を脳に供給しようと細い血管が出来てくる病気です。

MRA(MRIの仲間で血管を撮影する撮り方)をすると、たばこの煙のように血管がもやもやしているように見えるので、「もやもや病」と付けられました。

      

画像出典:京都大学医学部付属病院

原因

生まれつきの血管の奇形や、風邪などの病気から引き起こされるのではないかという説もあります。

現在は、患者さんの1割に家族の中に発症する事が分かり、遺伝の要素もあるようです。

気になる症状ともやもや病との関係

一過性の脳虚血発作と似ている症状が出ます。

  • 手足のマヒや力が入らない、勝手に動く
  • 舌が回らない、言葉が出ない
  • しびれ
  • フラフラする
  • 頭痛
  • 視覚障害(見えにくい)
  • 意識消失発作

今回、徳永英明さんが訴えた立ちくらみも血流が減少しても起こります。
もやもや病の事もあり、大事を取って早めに対応されたのかと思います。

検査をしてみないと分かりませんので、どのような診断になるのかは待つしかないのですがファンの方は皆心配しています。

もやもや病から脳梗塞へのリスク

徳永英明さんは、治療として血管をつなぐ手術をしましたが、もやもや病から脳梗塞や脳出血なることもあります。

また、脳梗塞は生活習慣病だけでなく、熱中症から発症することも多いです。
熱中症になると、血管が内も脱水になり、体の血液もドロドロになり、血管が詰まりやすい状態にあるのです。

夏の暑い時期にコンサートなどをすると、汗を多量にかいたりもしますので、リスクがある人は特に気を付けなければいけません。

もともと、糖尿病やコレステロール値が高く動脈硬化がある方は、特に血管が詰まりやすくなっているので、脱水にならない様に水分をこまめに摂取する事が大切です。

復帰予定は?

ニュースでは、脳梗塞と診断され1週間程度の入院をするとのことでした。
手術をすることはないと思いますが、血管の詰まりを予防する薬を点滴したり、内服したりします。

体力も落ちていると思うので、少しの間休養も必要かと思います。
いつから復帰するとはまだ決まっていないようですが、1ヶ月程度はゆっくりするかもしれません。

 

まとめ

コンサートツアー中だったとの事で、行く予定だったファンの方は残念ですが、また元気に歌っている姿を見せてくれると信じて待ちたいですね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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