こんばんは。モモブ(@momobulife)です。
看護師を目指している方で、看護学校を3年制と4年制どちらがいいか迷っていませんか?
私は、一度社会人になったので、試験科目を考えても3年制の看護学校に入学するのが厳しく准看護師学校に入学し、その後正看護師の学校へ進学しました。
正直、遠回りですが准看護師学校の授業は半日なので、半日は病院などでバイトが出来ます。正看護師の学校は、全日制なら2年間、半日なら3年間通います。
一方、3年制の看護学校は全日制で、国家試験に合格すれば正看護師の免許がもらえますので、1番近道です。
どちらがいいのか?
経済的なことや環境的なことも考えた上で決めないといけないのですが、准看護師の免許は大学病院などでは通用しませんし、正看護師の指示のもとで仕事をするので、最終的には正看護師の免許を取らないと仕事上も不便です。
専門学校のメリットとデメリット
3年制の専門学校(全日制)
全国に1575校(2017年時点)の看護師の専門学校があります。
高校卒業で受験資格があり、3年間で、看護の実践的な知識や技術を学ぶ事が目的とされています。
メリット
- 大学に比べて1年早く働き始めることが出来る
- 学費が安い
- すぐに役立つ技術を身につけることが出来る
デメリット
- 大学や短大卒業より給料が低い(医療機関に準じます)
- 正看護師の免許しか取得出来ない
准看護師学校(2年制)
准看護師は准看護師養成所で1890時間以上の教育を受けることで受験資格が与えられます。都道府県知事からの免許になります。
また、中学卒業で受験資格があるため、試験の難易度は低めです。
現在は、准看護師へのニーズが減少しているため準看護学校やその後に進学する看護学校も減少しています。
ちなみに准看護師として7年以上の経験があれば、2年制の通信制の進学課程の学校で学修することで看護師国家試験受験資格を得ることが出来ます。
メリット
- 2年間で准看護師の免許がもらえる
- 実習日以外は半日の授業なので、アルバイトしながら通える
- 学費が安い
デメリット
- 国家資格ではないので、正看護師の指示のもと仕事をしなければならない
- お給料が安い
- 主任や師長などの上に立つことは出来ない
- 進学する為の看護学校が2017年現在で、149校で今後も減少傾向なので狭き門になっている
参考:東京アカデミー
4年制大学のメリットとデメリット
看護大学
高校卒業で受験資格があります。
看護大学は4年制の看護教育をする学校で、2017年の時点で全国に255校と専門学校に比べてやや少なめです。
看護大学では、看護師・保健師統合プログラムがあり、卒業時に看護師と保健師の国家試験受験資格がありましたが、大学が増えたので保健師養成課程を選択制としているようです。
メリット
- 専門学校卒よりお給料が高く設定されている
- 4年制のため余裕を持って学ぶことができる
- 専門知識のみでなく幅広い教養を学ぶことができる
- 助産師や保険師など、関連した資格を在学中に取得できる(大学によります)
デメリット
- 学費が高い(私立大学だと年間150万程度、国立大学だと年間50万程度)
- 国立看護大学校は看護大学と同じ機能だが、卒業時に保健師国家試験の受験資格が得られない
- 社会に出るのが専門学校卒より1年遅れる
受験科目
看護学校の受験科目は一般的に英語、国語、数学、生物などですが、数学や国語を受験してなくてもよい学校や、受験科目にない場合があるので、志望校は早目に決めておく事をおすすめします。
推薦入試では面接や小論文の試験を実施する学校が多くあります。一般入試でも面接や小論文を実施する学校があるので、併せて勉強する必要があります。
経済的に不安な方
准看護学校は、週3回の全日制か、週5回で午前、午後どちらかの半日制があります。
奨学金制度
【都道府県や自治体の奨学金】
准看護学校へ通う多くの方が利用している奨学金で、一般的に毎月の授業料程度の金額が支給されます。
卒業後指定病院で、決められた期間就労することで返済が免除されます。
こちらは私が利用していた奨学金ですが、人数に制限があったので受験時の成績で決定されました。県内の病院に2年間働く事で、返済免除になりました。
【病院付属学校の奨学金】
病院によって制度は様々で、一定期間その病院に勤務することが条件として受けることができる奨学金や、条件等のない奨学金もあります(受けたからといって必ずしも卒業後その病院で働かなければならないというわけではない)。
返済免除の制度も学校によるので、事前にしておきましょう。
まとめ
看護師の仕事は、よく3K(キツい、汚い、給料安い)と言われていましたが、どんな仕事もキツいと思うのでそこまで嫌な仕事だとは思いません。
人と人との関わりや知識、技術を持って出来る仕事ですので、誇りを持ってやって頂けると嬉しいです。
また、夜勤などは歳を重ねると確かに大変ですが、色々な働き方が選べるので若くないから・・・と諦めなくてもいいと思っています。