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妊娠中の風疹に要注意!予防接種などの予防法や症状のまとめ

こんばんは。モモブ(@momobulife)です。
最近、風疹が流行っていますね。小さいお子さんをお持ちの方や、妊婦さんは心配だと思います。

子供がかかっても症状は軽いことが多いので心配はいりませんが、妊娠初期の妊婦さんがかかると胎児への影響が出ることがあるので、予防することが大切です。

また、これから妊娠を考えている人は風疹にかかったことがあるのか、確認をしておく事をおすすめします。

風疹について

風疹とは

「三日ばしか」とも言われ、風疹ウイルスに感染することです。

主に咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込むと感染する飛沫感染です。

風疹にかかった人の1〜2m以内にいた場合に感染がおこるので、空気感染の代表である麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほど感染力は強くありません。

風疹の症状

潜伏期間は約2週間です。次のような症状が現れます。

  • 体のだるさと発熱
  • ポツポツとした赤い発疹
  • 耳や首の後ろのリンパ節の腫れ

ただし、症状だけで風疹と断定することは難しく、抗体検査をしてはじめて確定となります。

大人がかかると発熱や発疹がやや長引く傾向にあります。

また、一度感染すると免疫を獲得するため、二度と風疹にかかることはありません。

風疹と妊娠の関係

妊娠初期に風疹にかかると、胎盤を通じて胎児も風疹ウイルスにかかる可能性があります。

これを先天性風疹症候群(CRS)といいます。

先天性風疹症候群かもしれない?

風疹ウイルスにかかった赤ちゃんは、難聴や先天性心疾患、白内障の症状がみられます。
この他にも、低出生体重や発達障害などの症状が出る事もあります。

発症する確率は?

  • 妊娠1ヶ月(0〜4週)で50%以上
  • 妊娠2カ月(5〜8週)で35%
  • 妊娠3カ月(9〜12週)で18%
  • 妊娠4カ月(13〜16週)で8%

20週以降になると、目や耳などの器官が出来上がり安定期に入るため、障害が出ることはほとんどないと言われています。

不顕性感染

風疹ウイルスにかかっても症状が出ないことを言います。

気付かないうちにかかっていたということにならない為にも、風疹にかかった事があるかどうか調べておきましょう。

風疹にかかったか調べる方法

血液検査

血液検査で風疹の抗体があるか(かかったことがあるか)調べます。

測定方法抗体なし低抗体免疫あり
HI法(倍)8未満8、1632倍以上
LA法(mIU/mL)8〜1516〜3132以上
IgG(EIA価)2,0未満2,0〜3,94,0以上

抗体なし、低抗体の方は風疹にかかったことがない、予防接種を受けていない(受けたが免疫が切れた)方になります。

風疹の免疫がない場合の予防法

風疹ワクチンの予防接種

風疹ワクチン凍結乾燥させた生ワクチンです。感染とは違いほとんど症状はでませんが、弱くてもウイルスは生きています。

その為、妊婦さんに接種する事が出来ません。抗体がない方や低い方はうつらない様に注意しましょう。出産後なるべく早く予防接種を受けて下さい。

また、家族がたくさんいる方や小さなお子さんがいる方は、抗体があるか調べておくと安心です。

自治体によっては、妊婦さんの夫など同居している家族は検査が無料になったり補助などが受けられることもあるので、保健所に問い合わせて下さい。

妊娠初期は外出を控える

妊娠初期は、なるべく人が多い場所に行くのは避けた方が無難です。

出掛けるときは、マスクをして感染しないように気を付けて下さい。

また、外出から帰って来たら手洗い、うがいをしましょう。

風疹にかかったかもしれないと思ったら

かかりつけの病院に電話で相談してください。
他の妊婦さんへの感染の危険があるので、産婦人科へ直接行かない様にしましょう。

もし風疹と診断された場合は、医師によく相談してご自身の健診の結果や先天性風疹症候群の可能性を説明してもらい、十分に理解した上であわてずに対応することが大切です。

まとめ

妊婦健診で血液検査をするまで、風疹の抗体がない事に気付かない方が多いです。

妊娠を考えている方は早目に抗体検査を行い、予防接種を受ける事が大切です。

予防接種を受けた方は、2ヶ月程あけてから妊娠するようにしましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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