モモブの育児

知っておけば安心!食中毒の症状と料理の時に予防出来る対策を紹介

こんばんは。モモブ(@momobulife)です。
小さいお子さんがいる方は、食事を作る時に気を遣っていると思います。

特に乳幼児は風邪も引きやすく、体調を崩しやすいですので食中毒にかかりやすい状態です。また、体力が落ちている時は大人でも少しの細菌で胃腸症状が出やすく、注意が必要です。

食中毒は6月の梅雨の時期から増えると言われていますが、基本的に1年中あります。
これから冬にかけて、ノロウイルスも流行るので予防しましょう!

食中毒の原因になる菌の種類

サルモネラ菌

動物の腸内などに住み、糞便を介して肉や卵などの食品を汚染します。
また、鶏の卵に多く、殻の中身が汚染されていることもあり、低温や乾燥にも強いです。

食後8時間から48時間程度で発症し、腹痛や下痢、発熱(38度から40度)、嘔吐などの症状が出ます。

腸炎ビブリオ

海水中に住み、水温が高くなることで日本近海で急速に増殖します。
近海産の魚介類から検出されることが多いと言われています。

食後5時間から24時間程度で発症し、激しい腹痛や下痢、発熱、吐き気が起こります。

黄色ブドウ球菌

健康な人の皮膚や鼻、のどの粘膜、毛髪などに住み、傷やニキビなど化膿した部分に特に多く存在しており、手指を介して食品を汚染し、菌が増殖する際につくられる毒素が食中毒を引き起こします。

食後30分から6時間程で、激しい嘔吐や腹痛、水様性の下痢が起こります。

ノロウイルス

生カキなどの二枚貝が原因となることが多く、冬に発生する傾向がある。
貝類に関係なく集団給食施設で発生する例もみられ、食品を取り扱う業者や調理人から感染することも多いです。

潜伏期間は1日〜2日で、吐気、嘔吐、下痢が主症状で腹痛や発熱などの症状もみられます。1〜2日程度で回復しますが、糞便中には3〜7日間ウイルスが排出されると言われています。

カンピロバクター

鶏、牛、豚などの腸内に住み、解体時に肉を汚染すると言われています。
また、動物の糞便で汚染された飲料水が原因にもなる事もあります。熱や乾燥に弱いが、少量でも食中毒を起こし、鶏肉刺身、レバ刺しなど生肉が原因となることが多いです。

潜伏期間は2〜7日間と長く、腹痛、下痢、発熱などの症状が出ます。

腸管出血性大腸菌

病原性大腸菌の一種で、感染力と毒性の強いベロ毒素をつくる菌です。
牛、羊、豚などの糞便で汚染された手指や水、食品を介して感染し、 特にレバーや肉の生食が原因となりやすいと言われています。

他の食中毒菌と異なり、わずかな菌量で感染することから、二次汚染や人から人への感染の恐れが強い菌です。

潜伏期間は4〜9日程度で激しい腹痛、水様性の下痢、それに続き血便となります。
重症になると溶血性尿毒症症候群(HUS)などを引き起こします。

症状に対する対処法

発熱

細菌やウイルスの種類によって37度程度の微熱から38度以上の高熱までと様々です。
特に高熱が出た時は、脱水にならないようにこまめに水分摂取をしましょう。

また、小さいお子さんは脱水になりやすいので、水分がなかなか取れず、尿量が減り、グッタリしている時は早めに病院受診をして下さい。

嘔吐

食中毒ではよく見られる症状の1つです。嘔吐が続いてる時は無理に水分摂取をせずに口をゆすぐ程度で様子を見ます。
嘔吐直後に水分摂取をすると、かえって吐き気を誘発するので、30分ほど嘔吐がなければ少量の水分から摂取を始めるとよいでしょう。

特に小さい子供は胃の形がまっすぐで嘔吐しやすいので、時間をあけて少量ずつがおすすめです。

下痢

便の形がほとんどなく水の様になっている状態が下痢です。
下痢止めを使いたくなるのですが、腸内の細菌やウイルスが体内に残ってしまい、症状が悪化する可能性もあるので、下痢止めは使わないようにしましょう。

また、便の中に血が混じっている場合は腸管からの出血も考えられるので、すぐに病院受診をして下さい。

腹痛

嘔吐や下痢に伴って現れるのが腹痛です。
みぞおちの辺りや下腹部に痛みがあり、冷や汗が出るほど痛むこともあります。

腹痛が強い場合は冷たい飲み物は刺激になるのでなるべく控えましょう。
水分は常温がおすすめです。

食中毒の症状は風邪の症状とも似ているため、最初は自宅で様子を見ることも多いと思います。特に嘔吐や下痢、腹痛の症状がある場合は直前に食べたものなどを確認して下さい。

料理の時に予防する方法

3原則は「つけない」「増やさない」「やっつける」です!

食中毒を予防するには食品の取り扱いや、毎日の生活習慣の中で正しい知識をもつことが大切です。間違った知識を持っていると、菌を増殖させてしまい食中毒にかかりやすくなるので注意しましょう。

また、小さいお子さんがいると大人と違い、少量の細菌でも反応します。
家族が多い家庭ではたくさんの食材を使用するため、感染が広がることも考えられます。

まずは菌を広げないように、忙しい毎日を送るママでも簡単に家庭で出来ることをまとめました。

手洗い

食品に触れる前には必ず石けんを使用して手洗いをしましょう。

長い爪も細菌が溜まりやすいので気をつけて下さい。除菌が出来る食器洗剤で手も洗えます。

ほとんどの細菌は加熱によって死滅しますので、生焼けにしないのがコツです。
しかし、ブドウ球菌は加熱しても毒素が強いため食中毒は防げません。人の手を介して菌が入り込むため手袋を使用するのが効果的です。

おにぎりなどはラップを使用すると直接触れずに作れ、そのままくるんでおけるので時短にもなりますよ。

高温多湿を好む細菌が多いため、冷蔵庫で保存することで菌の増殖がおさえられます。
また、食品を購入後は早めに冷蔵庫で保管しましょう。

私は買い物をした時に、保冷剤を食品の間に挟んで持ち帰るようにしています。特に夏場は保冷バックにお肉や魚類を入れるようにするのがおすすめです。

調理器具や食品の殺菌

細菌に汚染されているのは食品だけではありません。細菌に汚染された肉や魚を調理した包丁やまな板などの器具からも他の食品に細菌がうつってしまします。
調理器具を使い分けることで、器具から器具への汚染を予防することが出来ます。

また、生の肉や魚を切った包丁やまな板で、サラダなど生で食べ野菜などを切らないようにしましょう。同じ器具を使用する時は、野菜を先に切るまたは、洗剤でよく洗ってから熱湯消毒をしましょう。
時間がない時はまな板にラップを巻いて使用すると、洗う手間が省けます。

使用後は市販されているキッチン用ハイターや除菌スプレーを使用します。
洗剤で洗った後に、スプレーして流すだけなのでおすすめです。

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まとめ

長男が2歳の冬にノロウイルスにかかり、翌日に家族全員がうつってしまい寝込んだ記憶があります。私はちょうど長女を妊娠していたので、とてもきつかったです。

私の知識不足で菌を広げてしまった為、大反省でした・・・。
毎日の生活の中で、予防出来ることがあるので参考になればと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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